抗がん剤治療の副作用 便秘になったときは

抗がん剤の副作用 「便秘になったときは?」

便秘とは
便秘とは、大腸内の便の通過が遅れ、腸内に便が長時間とどまり、排便がスムーズに
行われない状態のことをいいます。
また、便の量が少ない・便がすっきり出た感じがない・便が固くなかなかでない
といった状態も便秘といえます。

健康な人(便秘ではない人)は、通常1日から1日半に1回排便がありますが、ときには2~3日に1回、
逆に1日に2~3回という場合もあります。

便の量や回数には個人差があり、まいにち便通がなくても苦痛、残便感や腹部の張りが
なければ便秘ではありません。


便秘になったときの自覚症状は・・・
便秘とひとことにいっても、さまざまな症状が起こりえます。
それには、腹痛・腹部の張った感じ・食欲の低下・むかつき・嘔吐などがあります。


便秘の原因はなに?
便秘がおこる原因としては、便がつくられる過程や排便の仕組みに障害があるばあい(機能性便秘)と、
腸そのものの病変によっておこるばあい(器質的便秘)があります。

便秘の原因はさまざまです。
おもなものをあげると、腫瘍や炎症によって腸がすぼまって狭くなり腸の通りが悪くなるためにおこるもの
食事の量が減ったり水分不足によるもの、お薬の副作用によるもの、電解質の異常によるもの
自律神経の障害によるものなどがあります。

いくつかの薬剤は、便秘をひきおこす原因となります。
その代表的な薬剤は、モルヒネなどのオピオイド系の鎮痛薬です。

オピオイドは腸管の運動性を低下させ、腸管での水分吸収を高めます。
それに加えて、すい臓や肝臓からの消化液の分泌を低下させるので、消化がわるくなり便が乾燥
かたくなり便秘がおこります。

その他の薬剤では、抗うつ薬・抗精神薬・抗コリン薬・ビンカアルカロイド系抗がん剤などがあります。


便秘を予防するには どうしたらいいの?
便秘を予防するには、下記の内容に注意することが大切です。

①食事は、水分や食物繊維(たけのこ・ごぼう・海藻類・きのこ類・こんにゃくなど)をすすんで
食べるようにします。ただし、腸がすぼまって狭くなっているとき(器質的便秘)は、
症状が悪化することがありますので注意が必要です。

②こまめに水分をとりましょう。(1日にコップ7~8杯程度)

③排便時の環境(快適さ・プライバシーの確保・簡便さ)を整えます。

④排便後、肛門部の洗浄をおこない、肛門周辺の皮膚荒れを予防します。

⑤定期的な運動や排便を心がけます。


便秘になったらどうすればいいの?
便秘になった場合には、最近の排便状況(回数・便の状態・排便困難の有無など)や、
現在のお薬の服用状況や、水分・食べ物の摂取状況などを書きとめて、はやめに医師に相談しましょう。

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